先日、産後のあいさつに赤ちゃんと一緒に顔を出してくれた女性の話です。
当店に通い始めて8か月で自然妊娠されたのですが、
初めての漢方相談の際にスクリーニング検査をまだ受けていなかったことが判明。
クリニックで人工授精を行っているにも関わらずです。
年齢も20代で性病等の感染もないからと説明を受けておられたようです。
(不妊治療の保険適用開始前の話です)
すぐに卵管が通っているかだけでも調べてもらうことを提案し、
検査結果は「両方の卵管が詰まっている」状態でした。
幸い検査の際に卵管を通すことができました。
卵管の癒着は性病でのみ起こるわけではなく、
内膜症など炎症が起こりやすい体質の人も知らないうちに起こっていることもあり得ます。
両方の卵管が完全に詰まっていると、精子と卵子が出会うことができないので、
自然妊娠と人工授精では妊娠を望めなくなります。
自然妊娠・人工授精(・シリンジ法)での妊娠を希望される方は、卵管が通っているか調べてもらってくださいね。
記事を書いている人 平田泰之
富山県黒部市で不妊症をはじめ、生理痛・妊娠・出産後のケアなど女性のライフサイクルに関わる身体の悩みを40年間専門にしているひらた資生堂薬局の二代目。ひらた鍼灸治療院院長。
薬剤師・鍼灸師・コウノトリ鍼灸師・ONP認定栄養カウンセラー・睡眠健康指導士上級・婦人科セラピー協会会員・日本生殖医学会会員・日本不妊カウンセリング学会会員
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両部門で北陸で唯一8年連続受賞中